検索エンジンは悪者か?
説教くさいエントリ、第2弾。←なんじゃそりゃ
オルタナティブブログ「発想七日!」のエントリ「自社サイトに必要なのは「お帰りなさいませご主人様」的マインド」からリンクされていた「Webを食い物にする検索エンジン」へのコメント。
まるで検索エンジンが悪者のように書かれている。実際、「検索エンジンとコンテンツプロバイダ」でも取り上げたように、コンテンツ提供者が検索エンジンに不満を持っているケースもある。
しかし、この見方は偏っていると思う。極論すれば検索エンジンを作り出すチャンスは誰にでもあった。検索エンジンとして最も成功している google は他に先んじて、すぐれた仕組みを提供したにすぎない。「先行者利益」という言葉があるとおり、他に先んじてビジネスを成功させたら、それなりの見返りが得られるのは普通だろうし、それを守る道具として「ソフトウェア特許」が活用されるのは当然だと思う。そうでなければ、小規模な弱者が新たな市場を確立させても、常に大規模な強者の進出を許すことになってしまう。栗原氏のブログのエントリ「グーグルのソフトウェア特許攻勢」で、ソフトウェア特許反対というコメントがあったが、そもそも特許は強者だけの武器ではなく、弱者を守る道具でもある(付け加えると、こういうことに反対するのはたいてい“利用者”である)。
さらに言えば、検索エンジンは google 登場以前から求められていたものだ。実際、google が登場するまで全文検索エンジンとして知られていたのは AltaVista であった(altavista.com は330万ドルで取り引きされたドメインとしても知られている)。AltaVista が、すぐれた検索エンジンを提供し続けていれば google の台頭はなかったかもしれないし、AltaVista がそこに“ビジネス”を見出せなかった(?)のは google のせいではない。なにしろ、名もない誰かのコンテンツが検索エンジンのおかげで読んでもらえる可能性もあるのだ。
(後編に続く)