キャッチコピー10題
ニセモノの良心の「
キャッチコピー方面にアンテナをはろう」へのアンサーエントリ。いや、はてブに「よいと思うかどうかは“別にして”、10個くらいの有名なコピーを思い出して、それなり“よいと思う”コメントをつけるくらいはできそうな気がするな>『回答力』とか:-)」なんて
書いたので、やらないといけないかなと(本当にやるとは思わなかったけど)。
「一粒で二度おいしい」(グリコのキャラメル)
当時、何を言っているのか理解できませんでした。
クリントンが最初の大統領選で戦っていたとき、ヒラリーのでしゃばりすぎを揶揄されたのを逆手にとって "Buy One, Get One" と言い放ったのですが、そのときの日本語訳がこれでした。この訳が秀逸すぎて忘れられません。
「理由があります」(ポカリスエット)
商品のよさを訴求するために、理由を語りまくるのがコマーシャル。ところが、「理由がある」とだけ言って、それ以上を言わずに済ませてしまう荒業。そして、これを見た人は間違いなく「理由がある」という確信を持つように構成されていたのでした。ポリンキーのコマーシャルで、おいしさの秘密を「教えてあげないよ」で締めくくるというものがありますが、似ていて違いますね。
「おいしい生活」(西武百貨店)
糸井重里氏のコピーと知ったのはずいぶん後。というか、当時は東京に住んでいなかったので、コピーがどうこうという話だけもれ伝わってきたというか。当時、すでに濡れ手で粟のような儲け話のことを「おいしい仕事」という言い方はしていたと思いますが、こんなポジティブに表現されてはいなかったのではないかと。
「生きろ」(もののけ姫)
これも糸井重里氏。糸井氏は、営業努力をし始めたトトロ以降のジブリ作品のコピーを請け負っていますね。短いコピーほど難しいと思いますが、これほどの短さで映画のポイントを訴求しきってしまう凄さを感じます。
「インテル、入ってる」(Intel Pentium CPU)
英語のキャッチコピーを、そのまま日本語にするのは難しいと思いますが、"Intel Inside" という韻を踏んだキャッチコピーの意味を変えず、「インテル、入ってる」という韻を踏んだキャッチコピーを思いついたセンスに脱帽。
「スカっとさわやかコカコーラ」(コカコーラ)
当時、日本独自のキャッチコピーとして名声を馳せたものとして。製品の性質をよくあらわしており、覚えやすく、かつ印象的という、キャッチコピーのお手本のような一例。
「4枚おとく」(フジフィルム)
当時、フィルムの枚数は12枚撮、20枚撮、36枚撮となっているのが一般的だったが、サクラカラー、コダックに先駆けて20枚撮を24枚撮に変更した。これにより、すべてのフィルムの撮影枚数が12の倍数に統一されたのだが、この「4枚増えた」という実にわかりやすいメリットをそのまま伝えたキャッチコピー。コカコーラが1リットルボトルを出したときに「6杯飲んでもまだ余る」というキャッチコピーで訴えたものにも通じます。
「セガサターン、シロ」(セガ・サターン)
姿三四郎をもじって「せがた三四郎」(藤岡弘)というキャラクタを作り上げ、白いセガサターンとともに一世を風靡したCM。夫婦でせがた三四郎のオッカケやってました:-) 湯川専務とともにセガはほんとうにコマーシャルがうまいと思う反面、製品販売に結びつけることができなかったですね(下手だとまでは言わないけれど)。
「赤いウォークマンは買えません。もらえます」(ウォークマン)
ウォークマン2全盛期に、オープン懸賞の景品として登場した赤いウォークマン(通常品は、たしか黄色)。何しろ競合機が出てくるまでに1年はかかりましたから、定価販売も当たり前という状況で、すでに持っている人すら羨む色をプロモーションとして使うというのが印象的。ちなみに、後日、普通に買えるカラーバリエーションになりました。
「おしりだって、洗ってほしい」(ウォシュレット)
大便の後に尻を洗うという、いかにもコマーシャルにしにくそうな題材にもかかわらず、戸川純という稀有なキャラクタに、さらりとこう言わしめることで、新たな分野を切り開くことに成功した事例として。
見直してみると古いものばっかりですね。それは、まずいかも^_^;
おまけ。
「笑ってお仕事」(Windows 3.1) ※説明は略(笑)