JASRAC と動画投稿サイトの“やる気”度
Yahoo! ビデオキャスト、ニコニコ動画、eyeVio が、JASRAC と包括契約を結んだ。ただし、Yahoo! ビデオキャストは、そういう話が
ニュースに流れた、という以外の情報はない。ニコニコ動画も、けっこう
いい加減なようだ。だが、eyeVio は違う。
ニュースによれば動画のブログへの貼り付けも可能だし、
管理楽曲を申告するシステムまで作られている。
もともと Yahoo! ビデオキャストと JASRAC との契約が公表されたとき、JASRAC から「
動画投稿サイトにおける利用許諾条件」が発表されていた。そこには、しっかり「5.利用曲目報告」と明記されている。Yahoo! ビデオキャストもニコニコ動画も、利用曲名を報告する仕組みを持っていないから、「
みかじめ料を払ったら、あとはどんぶり勘定で黙認するだろう」なんてことを書いたわけだけど、eyeVio は楽曲を選択する仕組みまで作り上げてきたわけだ。
Yahoo! ビデオキャスト、ニコニコ動画、eyeVio の対応の「温度差」をどう捉えるべきなのか、あるいはその違いが JASRAC がどう吸収されているのかは、よくわからない(とりあえず、JASRAC に聞いてみるべきなんだろう)。まあ、以前書いた「一部だけの使用は厳密には同一性保持権侵害」という問題を JASRAC が勝手に許諾できるわけじゃないだろうけれど。こういうときにはフェアユースという仕組みがほしいなと思う(米国ではフェアユースがあるので自主制作動画の BGM に CD音源を使う程度は許されている、という見解を見たことがあるが、判例はあるんだろうか)。