mohno

ドメインに関する話題を取り上げます。と思いましたが、まあ色々と。

「グレーゾーンでビジネスを始めるな」というアドバイス

まあ、そもそも法律の“勉強”なんかしていなくて、毎度毎度調べているだけだから、他に向けて放たれた矢をむしり取っているように見えるかもしれないんだが、「著作権法上、検索エンジンは真っ白で何の問題ありません」なんて主張はしていない。「著作権法がネットビジネスの阻害要因になっている?」にも書いた通り、「黙示の許諾」のように問題を回避できそうな理由があって、あくまで“クロ(違法)”ではなくて“グレーゾーン”じゃないかということだ。少なくとも違法“説”がある、という限りはグレーなんじゃないの? 現に、日本でも検索エンジンを提供しているところはいくつもある(外資系かどうかに関わらず)。さらに言えば、時代に合うよう法改正することにも賛成だ。

要するに「著作権法がビジネスを阻害している」という“説”を唱えている人って、グレーゾーンでビジネスを始めるべきでない、と言っているように見えるのだけれど、どうだろう。いや、もちろん、「弁護士や企業の法務部門は基本的にリスク回避型で動きます」というのは当然のことで、普通は何らかの理由付けを考えて「シロ(適法)」だと思って始めるわけで、まともな企業なら「違法かもしれないけどやっちゃおーぜ」なんてことは考えないだろうけどね。そういえば、「ポケットU」も違法の可能性があるって主張してた専門家がいたけど、実際には事前に関係者から適法という確認をとっていたわけだよね。

要するに、そのような主張って「法律で明示的に適法と書かれていない限り、新しいビジネスをはじめるべきではない」ということなんだろうか。思うに、それこそ新しいビジネスを始めることが難しくなるんじゃないか。だって、フェアユースですら「訴訟リスクをなくしてくれるもの」ではない。新たなビジネスを思いついたら、まずは法改正に明文規定を求めるところから始めなきゃいけない、なんてことになったら、それこそ「新たなビジネスを阻害する」ことになるだろう。

posted on 2008年6月18日 12:44 投稿者 mohno

Powered by Community Server, by Telligent Systems