mohno

ドメインに関する話題を取り上げます。と思いましたが、まあ色々と。

そもそも議論とは?

そもそも、私は「何もかも自分の方が詳しいという前提で切り捨てる議論」をしているつもりはない。前にもどこかで書いたけど、明らかな間違いを指摘された時の私は、実に謙虚なものだ。悪あがきする方がみっともないと思っているからだけどね。

くだんの「検索広告における notice&takedown」についていえば、要するに、プロバイダ責任制限法とは違う意味で使っているということらしいね。プロバイダ責任制限法の notice&takedown というのは、個別の投稿について逐一チェックする手間をかけては大変だから、事後に通知を受けたものについてだけ適切に対処すれば免責する、ってものだ。ところが、楠氏は、事前に審査もしているが、事後の通知に対しても処理するという意味で notice&takedown と言っているらしい。

ひとつ聞くけど、事後に notice&takedown しないって、どんなケース? 普通、不正なり問題が通知されたら、今だって、そうした件について判断して維持するか削除するかを決めてるよね。検索広告で「広告が不正だと通知されたのに、判断も削除もされないケース」ってあるの? もし、notice&takedown という表現が「まさに、そのこと(通知されたら削除すること)」だけを指しているなら、これからの話として「notice&takedownにすればいいのかな」という表現にはならんと思うのだけど。

先に挙げたとおり、普通に notice&takedown と言われたら、事後に判断することで事前審査をしなくても免責する、ということを指すと思うんだがどうか。いずれにせよ、事前審査の有無にかかわらず、事後の「notice & takedown」なんて、やって当り前の話であって、だからこそこの部分を挙げて批判したわけだ。その意味で、ひとつ真面目に提言しておくと、検索に限らずネット広告の議論は「審査」に焦点を合わせるべきだろうね。

もうひとつのエントリについても、まとめて答えておくと(こちらがタイトルの本題だが)、私にとっての議論というのは前提条件や事実の確認、あるいは言動一致の確認の手段である。前提条件や事実の認識が一致した上で異なる意見を持つなんてことはいくらでもあるので、そのことは全く気にしない。「セロリが好き」「いや、セロリなんて嫌いだが、にんじんは好き」という人が、いくら議論し合っても人々が好むべき野菜の答えは出ない。そういえば、「何もかも自分の方が詳しいという前提で切り捨てる議論」をしている経済学者は見かけた覚えがあるね。

posted on 2008年7月7日 0:01 投稿者 mohno

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