アメリカに古本屋って、どれくらいあるのだろう。いや、ビンテージコミックらしきものを扱っている店を見かけたことはあるけど、antique ではなく used 書籍を扱っている店。とくに、ブックオフのように用済みの書籍とか CD とか DVD とかゲームを扱っている店を見た覚えがない(地域性があるのだろうか)。いや、検索して調べると、あることはあるんだが、どれくらい“普通に存在”しているのだろう。
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「保護期間延長問題で議論がかみ合わなかった理由」(日経ITpro)という、興味深い記事があった。ちなみに、Think Cによる提言はこちら→PDF。よくこんな議論に時間を費やすものだね、という話は後で触れるが、ふと「著作権保護期間延長は文化貢献につながる」という仮説を思い立った。もう少しまとまったらオルタナティブに書くかもしれない。ちなみに、私の意見は「現状のままを基本とし、延長したいものだけ登録制に移行するのがよい」であり変わっていない。誤解なきよう。まず、著作権の保護期間を「金の問題ではない」とする著作者は議論の舞台から降りる方がよい。何度も繰り返しているが、著作権保護期間は著作財産権を保護するものだから「金の問題」なのである。ついでにいえば、著作者が金を話題にしてはいけないという理由もない。国民が「税金をもっと安くしてくれ」と言うのと同じである。ただ、「安くしてほしい」という声が集まる“だけ”では安くする理由にならない。また、保護期間の延長は、著作者と利用者、もう少し具体的に表現するなら商業著作者とその利用者の間での利害の問題である。たとえば、保護期間を延長することが著作者にとっての“デメリット”になることは考えられない。延長しない方がよいと思えば、みずから「保護しない」と宣言すればよいからだ。ここで「自分の著作物だけ保護しないのは一方的に経済的な不利益を被るだけだから、全体的なルールが必要」という話は脇に置いておく。なぜなら、他人の著作物の保護期間が短くて利点を享受できるのは、その著作物の利用者としてだからだ。保護しないことで自由に広まる機会が増えるといった著作者側の利益は、著作者の判断で可能なことだ。つまり、著作物の著作者としての利益は、その選択の自由度も含めて、保護期間を長くすることで増えることはあっても減ることはない。この前提に立つことなく「著作者のインセンティブ」とか「延長は誰のためにもならない」とか「文化全体の問題」といっても、議論がかみあわないのは当然だろう。保護期間の延長が「ほとんどの著作」には関係ないというのも事実であるが、「そこに該当する著作物の著作者」にとっては引き続き大きな問題である。大金持ちなんて数少ないんだから彼らの税率をべらぼうに高くしよう、という意見が大半の人にとってのメリットになるとしても、その数少ない人にとっては受け入れられないだろう。いわば保護期間の制限は、その期間が意味を持つ著作者(いわば高額所得者)から徴収したお金を、当人も含めた全員に「定額給付」するようなものだ。では、保護期間の延長によって、ほんとうに著作者は有意の利益を得続けることができるのだろうか。記事に書かれている横山大観などは、そういうケースといえるのだろう。一方で、保護期間が切れることで流通するものも間違いなくある。最近は、500円で映画2本が収録されているDVDも見かける。そして、その中には、普通の商業DVDの値段では出てこないか、出てきても目立たなかっただろう、と思うようなものも多い。著作権切れさせることが文化に貢献している例だ。本当か?著作権切れ映画で儲かるのは、DVDのプレス業者やパッケージの印刷業者、プラスチックケースの製造業者くらいだ。こうした商品がいくら売れたところで、著作者に対する著作者としての利益は何もない。広まって嬉しいというインセンティブにもならない。前述のとおり、それがインセンティブになるのなら自ら保護しないことを宣言すればいい。古い作品が無料で利用できれば創作活動にプラスになるはずだ、という理屈はあるが、これは利用者としての利点だ。そして、そもそも著作物は「無料で利用できなければ創作活動のプラスにならない」というものではない。保護期間の切れていない著作物に影響を受けている人は山ほどいるだろう。むしろ、著作物で「飯を食う」ことを考えているような人なら、他人の著作物に対する対価を否定することはないはずだ。さらに、保護期間が切れた著作物の流通が増えることは、新たな創作の流通を阻害してしまうかもしれない。以前、アニメの声優が協調して、アニメが二次使用されたときの対価の支払いを勝ち取ったということを書いたことがあるのだが、このとき「おかげで再放送が減り、独自制作が増えた」というコメントをもらった。なるほど。多少の例外はあるだろうが、声優たちの権利は通ったが、結果として古いアニメの声優たちではなく、新たなアニメクリエイターや声優たちにチャンスがまわってきたわけだ。同じように、保護期間を制限して古い著作物の流通を促進するといったことをしなければ、ほとんどの作品が埋没する代わりに、新たな著作物の登場を促すことができるかもしれない。延長反対派は、「延長の恩恵を受けるのはごくわずかな作品だけ」と主張するが、これは私も同意する。今日の著作権問題のほとんどは保護期間内の著作物に起きているものであり、大半の著作物は期限切れになる前に忘れ去られている。そして、保護期間の意味を持つのが、わずかな作品しか意味をもたないのであれば、保護期間を思いっきり延長したって大した影響はない。延長賛成派のいうとおりにして、彼らの作品を埋もれさせてはどうか。新たな時代には、新たな創作者が登場してくるだろう。彼らに目を向けさせる、いい機会になるはずだ。という話をする人はいないのかな
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