1週間ほど出張していたわけだけれど、今回やたら目についたのが Compostable な食器。コンポストというと生ゴミをたい肥に変える容器を思い浮かべるけれど、そういう容器に入れて生物分解されるという食器のこと(スプーンとかフォークとか)。イベント会場とかオフィスで、当たり前のようにコンポスタブルな食器が置かれていて、ちゃんとコンポストと分類されたゴミ箱に入れることになっている。まあ、石油を使わなくても製造できるという点ではエコなのかもしれないが、最近の穀物の値上がりは、まさにこういうところに由来しているのだろうなあと思うと、かなり複雑な気持ちである。そもそも、エコを考えたら「洗浄して使いまわす」方が良いんじゃないかという気もするしね。ふと思い出すのは、前職に入社したばかりの頃。20年くらい前だが、あるデザイナーの絵を使ったTシャツをノベルティとして作ることになった。この絵が「煙草をふかしているおじさん」だったのだが、くしくも当時の米国は“嫌煙ブーム”。米国の製品担当者にノベルティだと言って見せたら、これは「アメリカでは着られない」と言われた。不思議なのは、こういう動きが“ブーム”として去ってしまうことだ。この頃は、映画などでも無用な喫煙の場面は避けられていたと思うが、その後、(危機感を覚えたタバコ会社の努力により)だんだん復活してきた、という話をテレビ番組(CBSドキュメントだったかな)でやっていた。その前職時代、リサイクルの流れに乗って、マニュアルにリサイクル紙を使ったり、発泡スチロールの代わりに段ボールで緩衝剤を作ったりしていていた。見た目は悪くなるがマニュアルの表紙をテカテカさせるコート加工も見送った(その方がリサイクルしやすいからだ)。リサイクルって何となく誤解はありそうだが、必ずしも「安上がり」なわけじゃない。というか、変わらないか高くつくことの方が多い。エコに配慮していることが会社としてのアピール材料にならなければ、そういうものを選択するのはなかなか難しいのである。それこそ上記のコンポスト食器だって、たぶんプラスチックの使い捨て食器より高いのだと思う。そりゃ、まあ、嫌煙活動だって、路上喫煙禁止の流れが元に戻ってきていたりはしないように、一度エコ重視の姿勢を進み出したからには、なかなか後戻りはできないだろう。でも、なんとなく、どこかで、このエコブームが冷えるときが来るんじゃないか、という気もするのである
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SiroKuro さんのはてブコメント「文脈を読めないor空気読めない人の泣き言に聞こえる」について、「空気とか文脈とか言うのって所詮言い逃れでしょ。」と書いた件についての、今更ながらの補足。実のある議論を考えるなら反対意見がどんな立場から出てくるかわからないわけで、「文脈」に頼った議論というものは、そもそも論破されやすいのではないかなあ、ということ。今回の件でいえば、医療関係者の「文脈」だけで話を盛り上げたところで、患者側(あるいは一般人)に受け入れられないものではしかたがない。いわば医療関係者の司法不信を制度で対処しようとすることが(できないと思うけど)できたら、間違いなく患者側の司法不信(というか立法不信かな)を招きそう。まあ、医療関係者の話を聞いて鬱憤を晴らすこと自体が目的なら、それもあるんだろうけど、そうじゃないよね?(いや、実はそれが目的?
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