まあ、ブロガーがみんなジャーナリストを目指しているわけではないだろうけれど、ブック検索の和解について語るなら、まず当事者である和解管理者に聞いてみるべきではないだろうか。彼らは(つたない訳者を通じてだけれど)日本語での質問も受け付けている。勝手な解釈で黒船だの利権の破壊だのと位置づけてしまっても、あさっての方向への反発を招くだけで、なにも話が前に進まない気がするのだけれど。ブック検索の和解が目指しているもの(あるいは合意しているもの)は、世の中で書籍として入手できなくなった著作へアクセスできるようにすることである。これからはオンラインの時代だから著書はすべてオンラインで見られるようにすべきなのだとか、著者はそれをデフォルトとして考えるべきなのだとか、そんな思想的な変革を意図しているわけではない。もちろん、著者の意思としてそういう選択をするなら、それに応える制度(パートナープログラム)はあるけれど、著者の知らぬ間にこっそりと著作物を活用させてもらおう、ということを意図しているわけではない。それなのに、外野がそういうことを吹聴したら、反発されるのは当然じゃないか。ハッキリ言って彼らの意思が正確に実現できるのなら、私はたいして問題視するようなことはないとすら思う。私が問題視しているのは、あくまで「仕組み」である。彼らの意思がどうであれ、現実に提案されている仕組みは、彼らの意思を正確に反映するには程遠い、と私は思う。それに、翻訳の質は相変わらず酷い。たとえば、トップページに掲載された期限延長の案内は、こうなっている。除外期限は
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結局のところ、私はネットで検索したり wikipedia で調べたり、テレビを見たり本を読んだりしている程度の素人談義ではあるわけだが、「素人判断の懸念」を指摘するエントリに対して、「素人はこれだから」と言うのは、論法として間抜けっぽい気がしないでもない。まあ、開発の専門家でない小倉弁護士が、マジコンは早熟の天才を生み出すというクライアントの主張(そういう主張があるとして)を真に受けたとしても不思議ではない……ゲホ、ゲホッ……少しアーキテクチャを変えれば、不正コピーを困難にしてもなお、早熟の天才の独創性に何ら支障をきたさないデバイスを作ることなど雑作もないという指摘に耳を貸さないのは不思議でたまらない……ゴホッ……わけだが、そうだとしても「検察は,痴漢関係のみ冒険的に振る舞っているのではない」で語られているのは、私の指摘した「裁判における素人判断への懸念」に答えるものになっていないように見受けられる。小倉氏のエントリが問題視しているのは警察や検察の姿勢ではないだろうか。その部分においては、証拠の捏造や隠ぺいなどが起きぬよう、取り調べの可視化などやるべきことはあると考えている。しかし、検察が証拠を隠ぺいしているのなら、現在の職業裁判官がそれを追求しないのと同じように、裁判員が見抜くことも困難ではないだろうか。むしろ、裁判員は素人なのだから、かえって簡単に騙しやすいのではないだろうか。『十二人の怒れる男(12
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